各プログラムのご案内
フィジカル・メンテナンス
脳と身体は常に密接に連動し機能しています。心理面(脳機能)を整える為に身体面のメンテナンスが必要です。
“ 身体 → 心 ” の順番を認識していきます。
実際に身体を動かすことは脳の運動野、運動前野、補足運動野という場所を中心に使うことになり、頭(脳)の体操にもなります。
また、運動やリラクゼーションの効果や目的(自律神経調節、モルモン分泌のバランス調節 等)を学習しながらセルフメンテナンスの方法を身につけて頂きます。
ブレーン・エクササイズ(グループワーク)
日々のプログラムにてお伝えしている内容(疾病、睡眠、運動、栄養、ストレス対処等々)からテーマを絞り、グループに分かれてプレゼンテーションを企画し行って頂きます。
グループでのコミュニケーション能力や能動的な脳機能を発揮しながら、新しく得た知識の整理をしていくことができます。
メディカル・レクチュアー 睡眠
就寝前に考え込んでしまい、興奮して眠れなくなったという経験はないでしょうか。これは自律神経の交感神経が優位に働くことで生じることと考えられています。
交感神経の働きは簡単に言うと活動モードです。活動モードでは心臓は活発に働き、血圧は上昇し、筋肉は緊張します。
眠りたい気持ちはあっても、活動モードの状態では寝つけなくて当然といえます。就寝時は休息モードである副交感神経が優位に働いていることが望ましいのです。
質の良い睡眠をとる為の工夫とは?その対処方法を学んで頂きます。
メディカル・レクチュアー 栄養/服薬
薬の知識や正しい服薬方法などを学びます。食生活はホルモ ン分泌等の代謝系に大きく影響を与え、服薬、睡眠などの生 活リズムと共に気分や意欲とも深く関係しています。
人間の身体をつくっていく基となる栄養素は脳神経系の調子 を整えるうえで大切な要素です。
SMP Stress Management Program
(ストレス・マネージメント・プログラム)
社会生活を送る上でストレスはつきものです。ストレスとう まく付き合っていく為には、まず “ストレスとは何か”という 基礎知識が必要です。
そして、余分なストレスを軽減するためにどのような自己コ ントロールができるかを具体的に学ぶことも必要となります。
これまでのご自身の体験等を振り返りながら、今後どのよう に対処していくことができるのかを認知行動療法をベース にしながら学習していきます。
CBT Cognitive Behavioral Therapy
(コグニティブ・ビヘイビオーラル・セラピー: 認知行動療法)
自分の認知(考え方・捉え方)や行動のクセを確認しながら 、より適応的な対処法を身につけ、不必要なストレスから自 分を守る練習をします。まずは客観的に気分をモニタリングする練習を行い、最終的には場面に応じた気分のコントロー ルを身につけていきます。
ここではCBTの簡単な基礎知識から応用編までをグループ(CBGT)で学習します。
SST Social Skills Training
(ソーシャル・スキルス・トレーニング:社会生活技能訓練)
問題を解決していくために他者と上手にコミュニケーション をとりながら協力を得たり、意思疎通をはかる場面は少なくありません。
柔軟性のある幅広い発想や実行力が求められることもあります。
SSTでは実際の場面を振り返ったり、想定しながらロールプ レイなどの手法を用いながらコミュニケーションスキルを高 めていきます。
復職前ミーティング・復職前ロールプレイ
クリニカルパスで復職(就労開始)準備期に入ると、復職後のシュミレーションを行いながら残された課題の確認等をグループで行っていきます。
復職直前になって焦らなくてもよいように、自分一人では気付きにくい課題を見つけることができます。
また、復職までの面談や相談、復職時の挨拶など、スムーズなスタートを切っていくために実際の場面を想定したロールプレイによる練習も行っていきます。
復職後ミーティング
①:復職後間もない(1ヵ月前後)方を対象にフォローアッ プを行います。
生活リズムの維持や復職後に見つかった課題を確認すること でスムーズな復帰を支援します。
②:復職後のフォローアップを経てさらに長期安定を目指し て定期的な振り返りを行います。
グループには復職前の方も参加し、復職後のイメージを持つ 機会にもなります。